農林水産省に関するニュースです。
言うまでもなくWordはアメリカのマイクロソフト社が開発したソフトウエアですので、欧米文作成がベースになっているものと思われます。その点一太郎は日本製ですので、日本語文章(特に縦書き)を作成するにあたっては、優位性があるという意見もあります。けれども、とうとうこういう時代が来てしまいましたね。仕事で縦書きを作成する機会もずいぶん減っていることでしょう。
以前、山形県や会津若松市などが、オープンオフィスに移行するという動きもありましたが、結局Microsoft Officeへの利用に戻すという動きがありました。
Microsoft Officeへの統一の流れはとまらないでしょう。個人的には、Microsoft、本当に信用できるかな・・・という気もするので、ずっとOpenOffice派だったんですが、去年Microsoft Officeへ乗り換えました。効率を考えれば止むをえないところです。
ところで、効率化を考えるならば道具を標準化する・・・というのは基本的な取り組みだと思うので、取り組みの第一歩としてはコレで良いのかも知れませんが、本当に検討すべきなのはソコなのでしょうか?
Wordにせよ、一太郎にせよ、特定のソフトを使わなければ「作成できない」「読めない」書類というのが、本当に「農林水産省の業務を回すのに必要不可欠な様式・書式なのか」・・・ということです。
今の日本ビジネスの現場で使われている書類は、レイアウトといい装飾といい、ムダに複雑すぎると思います。
もっと素朴で単純なカタチに変えていけないものでしょうか? 「Wordに統一する」という以前に、もっと本質的で根本的なビジネス文書の見直しを行う必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか? 悪名高い「Excel方眼紙」の問題も含めて、もっともっと解決しなければならない問題は「別にある」と思います。