ここは、「働き方改革応援団」ですから、「働き方改革をすすめよう!」というスタンスで書いてます。
が!、なんでもかんでも、「働き方改革」であれば、内容にかかわらず応援・・・ということではありません。
で!、とっても気になる題名なので、読んでみました。
まずは、ハッキリしておきましょう。この本のタイトルの「働き方改革の嘘」とは、「政府の働き方改革」「安倍政権の働き方改革」が嘘だとの主張です。
「成長戦略としての働き方改革」「企業の業務拡大やその延長線にある経済成長への期待だけ」であれば、いったい「誰が得」をして「誰が苦」しむのか・・・自明ですね。冒頭、「ポスト真実」について、「客観的な真実よりも、むしろ、感情や個人の信条に訴える」ことだとの説明があります。政権のすすめようとする「働き方改革」は「ポスト真実」だということです。
それでも、「働き方改革」が不要だということではありません。ポスト真実が真実よりも有効なのは、「感情」「個人の信条」に訴えているからです。ほんとうの働き方改革が必要です。
すくなくとも、「働かせる立場の経営者が考えろ」ということだけでは、正解にたどり着けないと思っています。