最近、ふと昔のことを思い出したので、ちょっとまとめてみます。
40年前のスーパーマーケット
私が生まれてはじめてアルバイトをしたのは、とある小さなスーパーでした。
学生時代のアルバイトなので、かなり単純な仕事です。
- 【検品】入荷した商品を検品する。
- 【価格確認】価格一覧表から、入荷した商品の価格を調べる。
- 【価格シール貼り】「ラベラー」で、入荷商品すべてに値段シールを貼る。
- 【陳列】値段シールを貼った商品を陳列棚に並べる。
- 【その他】売出し等で値段が変更になると、貼り付けた値段シールを剥がして、新しい値段シールを貼り付ける仕事や、陳列棚に貼り付ける価格表示のカードの書き換えも頻繁にありました。
特に、商品を棚に陳列するまえに、値段シール貼りなんて準備をなぜするのか・・・というと、当時のレジでは、商品の値段をすべて手入力する必要があったからです。
レジ打ち担当の人はパート社員が多かったですが、店内の商品の値段をすべて暗記してるんじゃないか・・・と思えるほど、猛スピードでレジに値段を入力して、お金の受け渡しをします。レジは、ベテランの人しか扱えなかったです。たぶん、繁忙時間帯でも普通にレジが打てるようになるまで、すくなくとも数ヶ月~半年くらいの練習が必要になったんじゃないかな。毎日のように、レジの記録金額とキャッシュドロワーの中の金額が合わなかったです(たぶん、間違えてお釣りを渡しているってこと)。
今のスーパーマーケット
今のスーパーマーケットでは、いったいどうなっているのでしょうか?
- 昔のような検品作業(伝票を読み上げて現物の数とあっているかチェックする)をしていないように見えます。いったいどうしているんでしょうね。
- 【価格確認】POSレジ導入で、今はやっていないですよね(たぶん)。
- 【価格シール貼り】これも、やる必要ないですよね(たぶん)
- 【陳列】これは、いまでも必要でしょう。
- 【その他】売出し等で価格が変更になっても、商品の価格ラベルの張替えの必要ないし、陳列棚の価格表示のカードは液晶になってる例もありますね。
基本的に金額の入力間違いはないだろうし、お釣りだって、必要分が自動ででてくるレジがありますね。おそらく今なら、入ったばかりのアルバイトでも、2~3日練習すれば、レジ担当になれそうです。セルフレジやセミセルフレジなんていうのも、いろんな場所で見かけるようになりました。
変わってる仕事、消えてる仕事
すごく感覚的な話ですが、昔のアルバイトの仕事の4割~6割くらいは無くなるか、とてもカンタンになっているように思います。さすがに40年も経つと、そらそうだよね・・・ってカンジですが、この変化のスピードがドンドン加速している気がするんです。
おっさんになった今だからこそ、断言できることがあります。
最近、「○○年後には○○%の仕事がなくなっている」なんてレポートが話題になってますが、職業としての仕事ではなく、今やっている仕事(作業、タスク)単位でみると、ほぼすべてが、変わっているか無くなっているんじゃないかな・・・と思います。 (極論ですか?)