「統計不正」がニュースで大きく取り上げられています。どうして「統計」がそんなに重要なんでしょうか?
アノ統計を基に、雇用保険の給付額が決まったりするのですから、重要なのに決まっています。
さらにいえば、「人は思い込みにとらわれており、データを基にしなければ世界を正しくみることができない」から、「統計が正しくなければ、世界が歪んで見えてしまう」ことなりかねないのです。
「統計不正」の件は、今後の経緯を見守ることにして、今、話題の本を読んで見ました。FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣です。
そこそこ分厚い本ですが、とても読みやすく面白いエピソード満載なので、オススメです。
内容は読んでもらうとして、この「10の思い込み」がとてもおもしろかったので、目次から引用してみましょう。
- 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
- ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
- 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
- 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
- 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
- パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
- 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
- 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
- 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
- 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣より
いかがでしょう。この「10の本能」を理解した上で「働き方改革」をデータに基づいて読み解くと、いったいどんな世界が見えてくるのでしょうか?
みんながアタリマエだと思っていることは、本当にアタリマエなのでしょうか。
正しいデータを基にした「本当の現状」から、働き方改革に取り組まなければなりませんね。
著者のTEDも話題になってるので、リンクを貼っておきましょう。 調査が正しくおこなわれて、データがだれでもカンタンに使えるようになることを望みます。