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「働き方改革」を前進させるため、関連情報をネタにいろいろ考えてみたい。

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「仕事に対する熱意は、日本が最も低い」その原因は?

www.news-postseven.com

日本人といえば勤勉・・・というイメージですが、「見かけ上の勤勉」と「本物のやる気」とのギャップはむしろ広がっている・・・との指摘です。

特に公務員では、その傾向が顕著にあらわれているそうです。原因が2つ指摘されています。1つは「人事管理、人事評価の変化」、もう1つは「マスコミや世間の目」です。

詳細は上記リンク先記事を読んでもらうとして、「仕事さえしっかりこなしていればよい」というわけではなく、「態度や勤勉さ」を重視する日本の考え方に原因があるというのです。この考え方は公務員の世界に限られたモノではなく、日本の社会全体にありますね。 (ヒゲを生やしていると評価が下がるとか・・・も、コレに該当するのでしょうか?)

この問題の原因を端的にいえば、「仕事の分担を明確に定めない」という、日本の仕事の進め方・組織のあり方です。仕事の分担が決まっていないから仕事では評価できず、「態度や勤勉さ」で評価するしかないのです。

私達は、長年慣れ親しんだ「このやり方」を、変えることはできるんでしょうか? 変えるべきだと思いますか?

ところで、勤勉といえば「二宮金次郎です。二宮金次郎といえば、薪を背負って本を読む姿の銅像が思い浮かびますよね(思い浮かびませんか? 私は古い人間です)。

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二宮金次郎のイラスト

でも、ちょっとまってください。あの銅像は、「薪を町に売りに行く途中の姿」だといわれています。「薪を運ぶ仕事をしている姿」だとした場合、あの姿は仕事の態度として「良い」といえるでしょうか? 「勤勉な姿」なのでしょうか? 「職務に専念」してますか?

今であれば、仕事をしながらスマホをいじっているのと変わらないのではないでしょうか?このとき、スマホ二宮金次郎翁が読んでいた本と同じ情報を見ていたとしても、「じゃ、勤勉ですね」と評価されるか、はなはだ疑問です。ひょっとしたら誰かに動画を撮影されて、SNSで不真面目な職務態度だといって拡散されるかも知れません。

二宮金次郎翁は、「町まで薪を運ぶ」という仕事をしっかりこなしながら「知識や知恵」を磨き、後年、世のため・人のために大きく貢献されました(600以上の村を立て直したそうです)。薪を運ぶという「仕事さえしっかりこなしていればよい」という考えだった・・・というのは、すこしコジツケにすぎですか?

仕事をするにあたってナニを評価するか、あらためて考え直したいと思います。