働き方改革応援団!

「働き方改革」を前進させるため、関連情報をネタにいろいろ考えてみたい。

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生産性向上にきっと役立つ「時間管理ツール」

働き方改革を推進するためのエンジンは、ズバリ!「生産性向上」です。 長時間労働・過重労働を軽減することは良いことだけど、結果、給料が減ってしまう・・・という働き方をすべての労働者が許容できるとは限りません。そして、人件費が増大することをすべての会社が許容できるともかぎりません。生産性を向上させて、労働者の給料を減らさず、会社の業績にも影響がでないように進めることが理想的ですね。

同一労働同一賃金を実現するためのポイントは、ズバリ!「生産性向上」です。 「正規社員と非正規社員の不合理な格差を解消する」といっても、正規社員の給料を引き下げて非正規社員の不合理な格差を解消する方法には問題があります。正規社員と非正規社員の格差を埋めるための原資を確保するために、生産性を向上させるのが合理的な解決方法だと思います。

働き方改革も同一労働同一賃金も、実現の鍵は「生産性を向上させること」です

では、生産性を向上させるにはどうしたら良いのでしょうか?

第一歩として、以前ご紹介した「労働時間革命 小室淑恵氏」「ムダ取り時間術 渥美由紀氏」で推奨されている手法が、「作業時間の予実管理」です。

具体的には、1日の仕事にかかる時間の「予定」と「実績」を記録して、予実ギャップから問題点をあぶり出す管理方法です。

時間を記録するだけでは、単に「現実を見える化」する効果しかないのではないか・・・と思われるかもしれません。けれども実際にやってみると、改善と生産性向上のヒントがビックリするほど多く得られるでしょう。個人でやっても効果がありますが、チームでやるとより大きな効果が期待できます。

しかし、実際に職場で「作業時間の予実管理」を行おうとすると、大きな抵抗に合うことがあります。その代表的な理由は、つぎの2つです。

  1. 自分はすでにムダのない働き方をしているので、そのような管理は不要だ。
  2. 記録をつけるのがメンドウだ。記録をつけるという余計な作業が生産性を低下させる。

職場の生産性を向上させたいのなら、「1」の「すでにムダのない働き方をしている」という言葉を、言葉通りに信じてはいけません。「労働者はウソをつく」と言いたいのではなく、誰にでもどんな仕事にでも「本人が認識できていないムダ」が必ずある・・・と言いたいのです。それでも「いや、そんなことはない。自分の仕事にはムダがない」という人がいるのなら、なおさら、「労働時間の予実管理」をするべきです。そんなカンペキな仕事をしているのなら、内容を分析して、他の労働者の生産性向上に活かせるではありませんか?(^_^)。

「2」の記録をつけるテマヒマがメンドウだ・・・という意見に関しては一理あります。実は「作業時間の記録は、とても煩雑な作業」です。

ふと、こういった作業にこそIT技術が活用できるのではないか!?・・・と思ったので、「作業時間 記録 サービス」といったキーワードで検索してみたら、多くのサービスが見つかりました。

サービスの提供方法も、パソコンにインストールして使うものから、webサービススマホ用アプリなど、いろいろあります。

製造現場以外の職種では、作業時間を記録することに抵抗があると思います。「監視されているようでイヤだ」という気分の問題もあります。

けれども、生産性を向上させる第一歩は、現実の見える化です。この一歩を踏み出すのが遅れることの代償(損失)は、とても高くつくかもしれませんよ。

最後に、作業時間管理ツールの例をご紹介しましょう。

  1. Clock It! タスク管理とタイムマネジメントを同時におこなえるパワフルなツール
  2. toggle 定番のシンプルな時間管理ツール。webサービススマホアプリあり(英語版)
  3. CotoGoto 毎日の会話を作業内容として記録し、作業時間、モチベーションを集計・解析するサービス。個人向け。すごくユニーク。使用イメージはコチラ(https://youtu.be/mHZqDuPT1FY)。
  4. TICK こちらも定番。「Simple Time Tracker to enter your time from anywhere」ってことで英語版。
  5. Timely 「タイムトラッキングの行為に追い立てられることなくマイペースで記録をとれるツール」とのことで、チームでの運用も可能(英語版)。紹介記事は、たとえばコチラ

「定番のサービス」といわれるものでも、日本語化されていないものが多い印象です。それだけ日本では需要が多くないということでしょうか。日本のホワイトカラーの生産性が低いという一因が、このようなところにも現れている・・・といったら、言い過ぎでしょうか?

これから日本語環境でも使いやすいサービスが増えていくことを期待したいと思います。

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