ネットでは何かと話題になっている「ネ申Excel」の本がでました。
「ネ申Excel」って聞きなれない言葉ですが、書籍の説明には次のように書かれています。
とにかく嫌われるのは、紙の書類のような体裁そのままの「ネ申Excel」です。
見栄えばかりよく、入力する人にとってはとにかく使いにくいExcelがこう呼ばれます。
企業はもちろん、官公庁や自治体、身の回りでもよく見かけます。
Excelを方眼紙としてレイアウトを組む「Excel方眼紙」も、不便に感じることが多い文書の一つです。
説明を読むと、良いことはひとつもないように思うんですが、様々な職場にはびこっています。はびこる以上、「はびこる理由」があるのです。
一番の理由は、「作りやすい」ということだと思います。見た目だけ体裁を整えればいいので、なにも考えなくても作れます(「いや、何も考えなくても作れるってコトはないだろう」と思った人は、考えなくてはならないコトを認識できていないのだと思います)。さらには、「印刷して手書きで書きこむ」という利用方法だと、とりあえず利用できてしまうことも「ネ申Excel」がはびこる理由だと思います。
「ネ申Excel」に最も欠けていると思うのは、デジタルデータとして「作りやすく」「活用しやすく」する発想がゼロだということです。「ネ申Excel」を問題だと感じない感性は、昭和50年代の感性のままだと感じます。その後の変化についていけていないのか、あるいは、技術や道具の進化にあわせて、仕事をより良く工夫する努力をしていないのではないかということです。
(すこし、言い過ぎでしょうか?)
いま国会で激しい論戦が繰り広げられているような「働き方改革」だけでなく、ささやかな、でも大変重要な日常業務の改善・改革を含めた「働き方改革」を、このblogでは応援していきたいと思っています。
こういう本はドンドン出てきてほしい。というか、ExcelでもWordでも、基本的な使い方をちょっとは調べてから使うようにしたほうが、仕事がラクになると思っています。