みなさんは覚えているでしょうか?
今年の3月28日、「第10回働き方改革実現会議」において、「働き方改革実行計画」が決定しました。「決定」です。
その内容には、「平成29年度から10年間の工程表が盛り込まれ、9つの分野それぞれについて具体的な方針」が示されています。どれもこれも喫緊の課題である9つの分野について、具体的なロードマップが示されたのです。
そして、具体的な動きとして、たとえば、「法改正による時間外労働の上限規制の導入」等について、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案要綱」が9月8日に労働政策審議会に諮問されました。翌週の9月15日には、さっそく答申が行われました。
(答申の内容はコチラ)
答申の内容は、「おおむね妥当」です。
思い起こせば、昨年の今頃だったでしょうか。電通の長時間労働・過重労働の問題が報道されて大きな話題になったのは。あれから1年。いろいろな議論がおこなわれ、ようやく具体的なカタチが見えてきたところです。
厚生労働省では、この答申を踏まえて法律案を作成し、次期国会への提出の準備を進めます・・・ってところまで、ようやくこぎつけました。
ロードマップを確認してみましょう。たとえば「 法改正による時間外労働の上限規制の導入」については、次のようになっています。
青天井といわれた労働時間について、ついに上限規制が実施されるのかぁ・・・と思っていましたが、この秋の臨時国会の冒頭で、解散されることが発表されました。「国難突破解散」だそうです。
選挙戦では、「働き方改革」はぜんぜん争点になっていないように見えます。みなさん、関心がないのかな。
このサイトの名称を「働き方改革応援団」に変更し、「働き方改革」の推進という立場を明確にして役に立つ情報をピックアップしていこう・・・って思ったタイミングで、この状況。
決まったコト、話し合いで積み重ねられたコトを、キチンと実行できる人が当選してほしいと思います。