このサイトは、「働き方改革を進めなくてはならない」・・・という立場ですが、「進めることになんの問題もない」といいたいのではありません。
取組を進めることが企業にとって負担になれば、労働者にもシワヨセが及ぶでしょう。
そのほかにも、
- 既存の正規労働者の雇用安定性は弱まる一方、労働強度は高まる可能性が高い。
- 働き方改革が生産性向上や経済成長だけを優先にすると、労働者の生活の質はより悪化する恐れが高い。
などなど、加速する働き方改革の問題点が指摘されています。
「労働者に対する福利厚生のために働き方改革をするのではなく、経営課題として働き方改革をするのだ」という発言をする経営者もいます。働き方改革が「労働者にラクをさせる」という方向に進んでいくとは限りません。
それでも「働き方改革」をすすめなければならない「理由」とはなんでしょう。
大きく3つあるようです。
加速する「働き方改革」。-長時間労働や残業のない社会は本当にやってくるのか?データで見る働き方改革の理由< ニッセイ基礎研究所 >
ここで指摘されている3つの理由は、とても密接に関連しています。労働人口が減少することは、もはや確定しています。そのコトと「長時間労働の慣習の改善」とは相反するようにも見えますが、「日本においては、長時間業務に専念することができる人材を、もはや十分な人数確保することができない」ということです。「短時間しか働くことができない」「勤務地限定でしか働くことができない」等々、いろいろな制限がある人材を適材適所に組み合わせてビジネスをすすめていく必要があります。
過酷な状況の中では、「もっとも強いもの」や「もっとも賢いもの」が生き残るのではありません。ではありません。「変化できるもの」が唯一生き残る・・・って、ダーウィンが言ったらしいですよ。
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